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変わる世界で、その手は、何をつかむのか

はじめに鉄鋼ビジネスの基礎を知る

鉄は古くから人々の暮らしに欠かせない金属として、
さまざまな産業で使われてきました。
そしてまだまだ、その可能性や将来性は無限大です。
そんな鉄鋼ビジネスの奥深さを、まずは紐解いていきます。

01

鉄とは、何か

地球の3分の1は、
鉄でできている。

鉄は地球の重量の約3分の1を占め、地表から掘り出せる埋蔵量だけでも推定で約2,320億トン以上。さらには、今後の技術革新などによって、その掘り出せる埋蔵量は増えると考えられており、鉄は尽きることのない資源と言われています。

そして、加工しやすく
リサイクルも容易なため、
さまざまなシチュエーションで
使用できる。

鉄は、加工が容易ゆえに変幻自在に形を変えることができ、さらにリサイクルしても品質がほとんど低下しない、いわば持続可能な物質。それゆえ、建造物から自動車、インフラ、家電製品など、身のまわりにある金属製品の90%が鉄でできています。鉄は今後も社会を支え、人々の生活になくてはならない存在なのです。

さらに、一般的な鉄は
非常に安価ゆえ、
さまざまな国で取引しやすい。

鉄は豊富な資源であるとともに、近代以降、蒸気機関の発明により低コストでの大量生産が可能になりました。そして、産業革命を経て、鉄鋼製品は幅広い産業や世界の広範な地域で使われるようになり、「産業の米」とも呼ばれています。だからこそ、関わることができる国や産業の幅も広く、商社としての存在意義を発揮して活躍する舞台も、限りなく広がっているのです。

POINT

用途によって
さまざまな鉄の種類、
多様なニーズにSCGMは
どう応えるのか。

鉄は、炭素や他の金属元素を加えたり、熱処理を行うことによって、その強さや硬さ、耐熱性、錆びにくさなど、さまざまな特性を持たせることが可能です。それゆえ、SCGMはさまざまな事業者の目的、求める用途に合わせて事業を展開し、最適な鉄を提案・提供しています。

02

鉄鋼ビジネスの
マーケット

今もこれからも、
成長を続ける鉄鋼業界。

成熟されたようにも思える鉄鋼業界ですが、世界の粗鋼生産量は年々増加し続けており、2020年には約18億トンと、2000年からの20年で約2倍に成長しています。さらに、2050年には27億トン、2100年には38億トンとなる見通しで、まだまだ成長し続けるフィールドです。

世界の粗鋼生産量推移(単位:百万トン)

「経済成長×人口増加」で
拡大する鉄鋼需要。

日本は人口減少局面に入っていますが、世界に目を向ければ、新興国を中心に人口は増加傾向にあり、2100年には109億人に達すると目されています。現在は、一人当たりGDPが2万ドルを超えていない国が世界に140ヵ国以上もありますが、これらの国が今後発展を遂げていくにあたって、鉄の市場ニーズもさらに増加していくことは確実です。

一人当たりのGDPと経済活動の相関性

鉄は、資源が豊富であり、
安価で使いやすい。
そして、あらゆる国、
あらゆる産業で求められるからこそ、
ビジネスフィールドは広く、
需要もさらに拡大していく。

そんな鉄鋼業界だが今、
大きな局面に。

03

これからの
鉄鋼業界に
起こるインパクト

100年に一度あるかどうかの
大きな変化に、
産業全体、社会全体が直面。

近年では、環境汚染や気候変動が世界的な社会課題として大きな注目を集め、また、AIやビッグデータをはじめとしたデジタル技術が急激な進化を遂げています。こうした変化は100年に一度とも言われており、社会全体がその大きなうねりにさらされています。あらゆる産業と結びつく鉄鋼業界は、その最前線に立っており、新しい時代を切り開くフロントランナーとしての役割も担っています。

そして、鉄鋼業界で進む
新たな取り組み。

CO2の排出量削減については、各国の鉄鋼メーカーが注力。石炭を使わずに水素で鉄鉱石を還元する水素還元製鉄や、CO2を分離回収・有効利用・貯留するCCUS技術など、各社が多方面でのアプローチから技術革新に挑んでいます。また、デジタル技術の活用で製造現場の在り方に変革をもたらす取り組みも進むなど、これまでにない動きが次々とはじまっています。

こうしたマーケットの
変化を取り入れ、
いかにして新たな市場を
創出するかが、鉄鋼商社である
SCGMが果たすべき未来への責任だ。

では、私たちが見据える
これからの社会の課題と、
志向する新たな
ソリューションとは何か。